目次
【初回投稿日】2017.01.29
旅程
中国国際航空のホームページから、羽田‐北京‐クアラルンプール‐北京‐羽田の旅程を直接購入しました。
1月29日に出国し、3月17日に帰国する日程ですが、1月30日でANA便で一度帰国します。中国国際航空としては、まだ私がクアラルンプールにいると思っているということですね。
日付 | 1月29日(日) | |
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航空会社 | 中国国際航空 | |
便名 | CA442 | |
クラス | Cクラス(ビジネスクラス) | |
出発地 | 東京(羽田) | |
7:10(所定) | 7:23(実際) | |
到着地 | 北京 | |
9:55(所定) | 9:54(実際) | |
搭乗機 | A321 | |
B-9919 | ||
PP | 2,041 | |
備考 | ANAとの共同運航便(NH5763) | |
これまでの合計PP | 2,041 |
なお、実際の出発・到着時間は、Flightradar24の情報を表示しています。今後も、記録していた場合に限りますが、その通り記載します。
羽田空港まで
羽田空港7:10発のCA422便には、私の家からでは始発に乗っても間に合わないので、大森海岸駅の近くにある「シーサイドイン大森」のカプセルルームに宿泊しました。じゃらんnet経由で予約し、ポイントを使用したので宿泊代は2,530円でした。
歯ブラシやカミソリ、ガウンなどのアメニティは揃っており、地下には24時間利用できる大浴場(男湯のみ)がありました。今までカプセルホテルに抱いていた「安かろう悪かろう」イメージは払拭され、また泊まりたいと思いました。
チェックイン
今回は中国国際航空のビジネスクラスのため、同じスターアライアンスのANAラウンジが使えますので、じっくりと堪能するため始発で行くことにしました。

中国国際航空のカウンターはJでした

Jカウンターの様子
結構並んでいます。「ビジネスクラス」や「エコノミークラス」などの区分け表示が見当たらなかったので、まさかここに並ばされるのではないかと思ったら……。

左の人だかりがエコノミークラスカウンター、右がビジネスクラスカウンター
ちゃんと奥に「公务舱 – Business Class」の表記のレーンがありました。もちろん、ビジネスクラスだけでなく、スターアライアンスゴールド資格保有者も利用できます。SFCを取得したらスターアライアンスゴールド資格がもらえますから、もうエコノミークラスカウンターに並ぶ必要はありません。SFC、絶対に欲しいですね!
地上ハンドリングは昔からの付き合いなのかJALのGSさんが担当していました。この時は朝早く(5時50分くらい)なので、羽田空港国際線ターミナルに2つあるANAラウンジのうち、片方(110番搭乗口付近4階)しか営業していないとのことでした。JALのGSさんが「ANAさんのラウンジ」と言うのには、少し違和感がありますね。
着替えは全てリュックサックに入れてあります(入国しないので荷物を受け取れないため)ので、搭乗券を受け取るだけで保安検査・出国手続きへと移ります。なお、搭乗券は北京‐クアラルンプールの分も発券されましたが、こちらは搭乗口番号が印字されていませんでした。
数ヶ月前にパスポートを更新した後、羽田空港に用事があった際に、今日の混雑を予想して自動化ゲートの登録をしておきましたが、全く必要ありませんでした。そもそも、有人ブースに列ができていませんでした。この状況で自動化ゲートに慣れていない私は、有人ブースを通過するより遅くなってしまうことは確実でしょう。自動化ゲートを利用するのは、まだ先のこととなりそうです。
ANAラウンジへ!
前述のとおり、この時間に開いているANAラウンジは、搭乗口110番付近4階のラウンジのみです。こちらの方が広く、開いている時間も長いです。

110番搭乗口の前の

「航空会社ラウンジ」の看板を曲がります

ANAほか、スターアライアンスの名前が並びます

エスカレーターで上がったところに2つの扉があります
左がANA LOUNGE(ビジネスクラス・プラチナ・SFC・スターアライアンスゴールド)で、右がANA SUITE LOUNGE(ファーストクラス・ダイヤモンド)です。
扉を抜けると受付があり、そこで搭乗券を渡します。インビテーションカードや各種ステータスカードを求めれらた場合は、一緒に提示しましょう。また、シャワーを使いたい場合は、この時に申し出ておくといいでしょう(混雑時は順番待ちなので、ご飯を食べながら順番待ちをするといいと思います)。シャワー室の使い方についてはこちら(リンク工事中)。
朝ということもあって人は疎らで、ゆっくり過ごすことができました。

例えば、パンが食べ放題

おにぎり、ポテト、唐揚げ、味噌汁などが食べ放題、ジュースやお酒が飲み放題

そして、カレーが食べ放題!!
他にもサラダやお菓子の用意もあって、お酒のツマミもあります。さらに、ヌードルバーが存在し、その場で蕎麦・うどん・ラーメンを作ってくれます。これから海外に旅立つ前に、日本食の食べ収めができますね。
搭乗口は143番

143番搭乗口の表示器。ここから階段を降りたところに搭乗口があります
この時のCA442便はサテライトの143番搭乗口でした。サテライトが遠いということもありますが、初ビジネスクラスで優先搭乗をしたいこともあって、少し早めに行きました。
搭乗口の前には、やはりエコノミークラス利用客が大勢座っていました。聞こえてくる言語と乗客のパスポートの表紙から分かるのは、その大多数を中国人が占めているということです。中国国際航空は中国の航空会社かつ同国のナショナルフラッグキャリアですし、日本ではあまり知名度がありませんから当然ですかね。
私が搭乗口に到着して数分後、エコノミークラス利用客が列を作り始めました。チェックインカウンター同様、「公务舱 – Business Class」のレーンは見えなくなっていましたので、同じ列に並んでしまいました。
JALのGSさんが列に並んでいる人のパスポートと搭乗券を確認し始め、私の番が来ると、「お客様は本日ビジネスクラスでのご出発ですよね、こちらへどうぞ」と言われ、左側にあった「公务舱 – Business Class」のレーンまで、20人以上をごぼう抜きです。列に並ぶというストレスがないため、とても快適でした。SFCを取ったら、これを毎回味わえるのですね。
しばらくすると、JALのGSさんがアナウンス。JALの方が「スターアライアンスメンバー」と言う違和感を覚えながら、優先搭乗をしました。なお、このとき優先搭乗をしたのは、私を含めて2人。なお、ビジネスクラス搭乗者は3人でした(優先搭乗しなかったもう1人は、私の他に優先搭乗をした女性の旦那さんで、少し遅れてきたことが原因の模様です)。スターアライアンスゴールドメンバーはいなかったのでしょうか?
PBB(ボーディングブリッジ)を通って機内に向かったところ、ドア付近のギャレーでCAさん達が何か会話をしていました。日系航空会社のようにお辞儀をしながら客を向かえるといったことは期待していませんから、気にせず機内へ入ろうとしたら、ドアに一番近いところに立っていたCAさんが「Stop!」と言ってきました。
かなり強い口調でしたから、日本語では「止まれ!」でしょうか。出発前の保安点検が終わっていないとか、何か危険な状態が生じているなどの理由があれば、保安要員たるCAさんが乗客を制止をするというのは分かりますけど、もう搭乗は開始されていますからそういった理由はなさそうですし、すぐに「OK」と言われたので、なぜ制止されたのか全く分かりませんでした。
機内&離陸


ビジネスクラスの座席② フルフラットにはなりません

ビジネスクラスの座席③ ビジネスにしてはシートピッチは狭い
羽田‐北京を1日1往復飛んでいるA330-300(フルフラット)に比べると、フルフラットにならない、シートピッチが狭い(エコノミーに比べれば当然広い)、シートモニタの画質が悪い、離着陸時にシートモニタが使えないといったデメリットがありあます。さらに、私の荷物が大きいというのもあるのですが、座席の下に荷物を置くことはできず、上の荷物入れに入れる必要がありました。シートモニタがない機材もあるので、それに比べれば当然マシです。なお、今回の座席は3Aでした。

ウェルカムドリンクとおしぼり
優先搭乗してからエコノミークラス客が搭乗するまでの間、ウェルカムドリンクとおしぼりがサーブされました。水とオレンジジュースが選べたので、オレンジジュースを選択しました。他の方のレビューを見てみると、頼めばシャンパンも持ってきてくれるようです。おしぼりは、以前ネットでは「消毒液のにおいがする」、「ドブのにおいがする」とレビューが様々でしたが、特に変なにおいはしませんでした。

英字新聞
CAが無言・無表情でシートポケットに何かを入れていったと思ったら、英字新聞でした。日系航空会社では「新聞はお持ちしますか?」とか「どちらの新聞をご用意いたしましょう」と聞いてくるので、ここはチャイナクオリティ。
![]() ドリンクメニュー |
![]() 食事のメニュー |
また、一緒にメニューが渡されました。「茶 酒」と書かれた方は、英語では「LIST」。漢字が読める中国人と日本人には「Tea Liqueur」であることがわかりますが、漢字圏以外の人には、何の本なのか全く理解できないという粗悪品です。メニューの中は中国語、英語、日本語で書かれていました。食事のメニューには、中国式(Chinese Style)と西洋式(Western Style)がありました。中国式には日本語で「ウナギまん」(後述)というものがあって、中国を感じました。
パンダが出てくる安全ビデオ(かなり長い。日本語の字幕あり)が、頭上のモニタに流れながら地上を走行し、およそ10分遅れで離陸しました(着陸後にFlightrader24で確認すると、13分遅れとのことです)。この時、日本人CAによる機内アナウンスが流れたので(ANAとの共同運航便だからでしょうか)、安心することができました。北京に到着すると日本語を使えなくなるため少し不安があったので、私の心に対する影響は大きかったと思います。なお、英語での放送は中国語訛りが酷くて、聞き取りにくかったです。おそらく日系航空会社の発音も、ネイティブからしたら同じようなものでしょうね。

君の名は。
離陸時に安全ビデオが流れていたモニタは収納されましたが、離陸してしばらくすると再び出てきました。何が始まるのか見ていると、映画『君の名は。』でした。私は10月(作中で3年前に彗星が落下する日の前日)に見ていたので、およそ4ヶ月ぶりの視聴となりました。
なお、ビジネスクラスは中央部肘掛に収納されているシートモニタを頭上モニタモードに切り替えることで、手元で見ることができます(切り替えないとヘッドフォンを繋いでも音が出ないのでご注意を)。シートモニタは日本語も対応しているので、英語や中国語に不慣れな方でも操作に問題はないと思います。
映画が始まってしばらくすると、CAさんが機内食とドリンクを聞きに来ました。中国国際航空は機内食が不味く、特に中国式が不味いと聞いていたので、西洋式をオーダーしたのですが、1食しか用意していないらしく、前の席の男性(優先搭乗した女性の旦那さんと思われる方)に取られてしまいました。仕方がないので、中国料理を注文します。
先ほどメニューにあった「ウナギまん」というものが、いったいどんなものなのか、少し不安を感じながらの注文となりました(英語や中国語を見れば一発で分かったのですが、日本語しか見ていませんでしたし、注文と同時に回収されてしまいました)。なお、ドリンクはアップルジュースをオーダーしました。お酒もあるようでしたが、私は下戸なので。

機内食
『君の名は。』で、おばあちゃん(一葉)が「繭五郎の大火」を説明しているあたりで、機内食がサーブされました。
運ばれてきて気づいたのは、「ウナギまん」ではなく、「ウサギまん」だったということです。「ご注文はうさぎですか?」が「ご注文はうなぎですか?」になっているというネット上のネタ(コラ)がありますが、ここでは意図せず変わってしまっていました。日本人CAもいるんだから、誰か社内で教えてあげられる人はいないのか……。まあ、「ウサギまん」は、普通に中に餡子が入っている「あんまん」でした。
実はANAラウンジでおにぎりやいなり寿司、カレーなどを食べすぎていたので、あまり食べる気はしなかったのですが(西洋式が来ていたら食べていたかも)、とりあえず焼売とフルーツとナッツは食べたので感想を申し上げますと、日系航空会社のエコノミーよりはおいしいです。ビジネスクラスにもかかわらず運賃が安い中国国際航空で、このレベルの機内食が食べられるのなら、アリですね。
食べ終わって食器を下げに来た時にコーヒーか紅茶のどちらにするか聞かれましたが、温かいものを飲む気分ではなかったので、再びアップルジュースをお願いしました。
『君の名は。』が終わると頭上モニタは収納され、何か見られないかとシートモニタを見ていると、『シン・ゴジラ』がありました。まだ見たことがなかったので見たのですが、鎌倉市の防災無線放送が行われるシーンあたりで着陸となりました。
着陸
定刻より少し早めに着陸しました。中国国際航空はディレイ(遅延)するのが一般的と聞いていたのですが、定時運行が行われたのでよかったです。
一つだけ不満なのは、着陸直後の逆推力装置が強すぎたことです。放り出されるかと思いました。久しぶりにシートベルトの重要性を感じた気がします。これは北京‐クアラルンプールでも同じだったので、中国国際航空のパイロットの技量なのかもしれません。
日本語放送が終わらないうちに、飛行機は停止しました(中国語→英語→日本語の順なので仕方がないですが)。なお、北京空港ではPBBが使われました。他の方のブログでは沖止めと聞いていたのでPM2.5の心配もしていたのですが、杞憂に終わりました。
まとめ
初めてのビジネスクラス、初めての優先搭乗、初めてのラウンジ……と初めてづくしのフライトでした。実は、初めての1人海外だったりもします。
特に問題もなく計画通りに進んだので、よかったと思います。
次は北京乗換、北京空港のラウンジ、そして北京‐クアラルンプールのフライトです。ここからは日本語が全く通じない中で生活することになります。留学経験があるとはいえ、全く知らない人と英会話ができるでしょうか?
乞うご期待!
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