SFC修行1-2 CA871便 PEK-KUL(Cクラス)

目次

【最終更新日】2018.02.10
【初回投稿日】2017.01.30

旅程

前回の続きです。北京でクアラルンプール行の飛行機に乗り継ぎます。

日付 1月29日(日)
航空会社 中国国際航空
便名 CA871
クラス Cクラス(ビジネスクラス)
出発地 北京
 15:50(所定)  22:20(実際)
到着地 クアラルンプール
16:03(所定) 22:30(実際)
搭乗機 A330-300
B-5948
PP 3,816
備考
これまでの合計PP 5,857

北京トランジット

乗り継ぎの看板には日本語表記もあります

北京に降り立ったら、まずは乗り継ぎのための通路を探します。看板は簡単に見つかり、矢印の指し示す方向へと進みます。途中には乗り継ぎカウンターもありましたが、羽田で北京‐クアラルンプールの搭乗券も発券されているので、寄らなくて大丈夫です。

乗継カウンター

乗り継ぎカウンターの隣にイミグレーション(出入国審査)に似たブースが2つあり、奥には実際のイミグレが見えました。ここでは日本と同様に恐らく検疫をしているのだと思われますが、乗り継ぎの表示が見えなかったので、進んでよいのか分からずに少しウロウロしてしまいましたが、乗り継ぎの通路はさらに奥にあるので、ここは通過してしまって問題ありません。

よく見ると、イミグレの横にも同様の看板があります

右側にイミグレがありますが、看板のとおり素通りして、奥の方へと進みます。

急に日本語がなくなり、不安になります

日本語はあるものの、他に人がいなくて不安になります

まだ入っていいのか不安になりますが、問題ありません

このドアを抜けて進むと、ここでもイミグレのようなブースが2つありました。係員が2人いて会話をしていましたけど、特に気にせずパスポートと北京までの搭乗券と北京からの搭乗券を出します。しばらくすると、北京からの搭乗券にスタンプが押されて返ってきました。何も言われずに返されますが、気にせず「Thank you、謝謝」と言って受け取りました。
奥にある階段を下りると、そこは手荷物検査場でした。この手荷物検査場は、ちょうど中国の出国審査を受けてきた人たちの列に混ざる形で使用するので、とても混雑しています。複数の列があったので空いてそうな列に並びましたが、よく見ると家族連れが多くて、他の列よりも進みが遅かったです。
各ブースに入る前にも係員がいて、パスポートと搭乗券を見せました。パソコン上部に設置されたカメラの角度を私の方に向けてきたので、パスポートの顔写真と照合しているのかもしれません。
保安検査ブースの中に入れても、前にいた家族連れや中国人男性が保安検査に慣れていないのか、中々自分の番が回ってきませんでした。その間に、私はパソコンをバッグから出してトレイに載せ、中国では保安検査場で出さなければいけないカメラとモバイルバッテリーも別のトレイに出し、コートを脱ぎ、ベルトを取って待っていたのですが、前の中国人男性が係員から「パソコンを出してトレーに載せろ」、「カメラも出せ」、「モバイルバッテリーもだ」(中国語なので内容は推測)などと言われており、全く進もうとしません。こっちは準備できているのに。
やっとの思いで金属探知機を抜けると、前の中国人男性が、係員から荷物を全て出されて一つ一つ調べられていました。これだけで30分はかかった気がします。乗り継ぎの通路は混んでいませんが、その先の保安検査が曲者です。これから行かれる方は、到着コンコースや乗り継ぎの通路が空いているからといって、安心しない方がいいと思います。
なお、北京空港に到着したらWi-Fiを使おうと思っていたのですが、保安検査場近くのパスワード発行機は稼働していませんでした。ラウンジに行くまで数台見かけましたが、全てブラックアウトしていて使えませんでした。

中国国際航空 ビジネスクラスラウンジ

乗り継ぐフライトもビジネスクラスなので、北京空港では中国国際航空のラウンジが利用できます。ビジネスクラスの場合は、ビジネスクラスラウンジではなく、ファーストクラスクラスラウンジが使えるようです(スターアライアンスゴールドはビジネスクラスラウンジ)。

事前にインターネットで2つあるとの情報を得ていたのですが、1人で海外に行くのは初めてで不安もあったのと、ファーストクラスラウンジを探す余裕もなく、保安検査を抜けて右に少し歩いて行ったところに見つけたビジネスクラスラウンジに入ってしまったため、ファーストクラスラウンジやもう一つのビジネスクラスラウンジがどこにあるかはわかりませんでした。

さて、ラウンジ内の写真ですが、カメラの調子が悪く、撮った写真が1枚も保存されておらず、先ほどの乗り継ぎ通路の次はCA871の機内の写真でした。今回は文字のみでの紹介となります。

ラウンジの入口では搭乗券を見せます。間違えて羽田‐北京の搭乗券を見せてしまい、「Do you have another boarding pass?」と言われてしまいました。見せるのは、先ほどの乗り継ぎ通路でスタンプを押してもらった搭乗券です。搭乗券が返却されるときに搭乗口番号を聞いてみましたが、「We don’t know because so early, check it later by yourself.」と言われました。 なお、ラウンジの入口にWi-Fiのパスワード発行機がありましたが、「Out」と書かれた紙が貼られており、こちらも稼働していませんでした。

ラウンジ内は、サンドイッチやケーキなどの軽食と、缶ジュース・缶ビールなどのドリンクがありました。私はケーキとコーラを手に取り、壁際の席に座りました。席にはユニバーサルコンセントがあり、携帯を充電しながらPCでサークル関係の資料を作成しました。

日本のラウンジ同様、係員がトレーをもって巡回しており、食べ終わった食器等を持って行ってくれますが、私は食べている途中のケーキを持って行かれてしまったので、食べている途中であることを強く主張した方がいいです。

6時間待ちでしたが、意外と時間は早く過ぎるもので、すぐに搭乗時間が近づいてきました。

搭乗口はE14

これから搭乗するA330-300

搭乗口はE14でした。ラウンジからは近い位置にありましたが、地図を見ると辺鄙なところにあるようです。一本道ですが万が一迷った時の保険と、他社ラウンジの位置などを見たかったこともあって、少し早めにラウンジを後にしました。

BGSプレミアラウンジ

途中でBGSプレミアラウンジを見かけました。ワンワールドのラウンジのようですが、ニュージーランド航空やエバー航空など、スターアライアンス加盟の航空会社の名前もありました。プライオリティパスでも入れるようです

プライオリティパスについては、以下をご覧ください。(※リンク作成中です。以下のリンクをクリックしても、現在閲覧中のこの記事が表示されます)

当時、プライオリティパスは持っていませんでしたので、搭乗口へと進みました。搭乗口のカウンターには、「经济舱 – Economy Class」と「公务舱 – Business Class」のレーンがありましたが、列はまだできていないようでした。折角の優先搭乗、並ぶのは癪なので、座って待つことにしました。

飛行機の写真を撮りながら待っていたのですが、特に放送もなくエコノミークラスの搭乗が始まっていました。急いでビジネスクラスのレーンに並び、搭乗しました。私の前は、日系航空会社で言うところの事前改札に該当する方(乳幼児連れ)でした。

機内&離陸

A330-300の座席。フルフラットになります。

スリッパ

今回の座席は13A。自分の座席を見つけると、CAさんがスリッパを出してくれました。中国語で「どうぞお履き下さい」と言っているようでしたが、「Can you please speak English.」とお願いしたところ、「I’m sorry.」と言われました。この方は機内放送も担当していたのですが、中国語訛りがほとんどない綺麗な発音でした。

上の荷物入れに荷物を入れるか聞かれたのですが、水平飛行に入ったらすぐにPCを使いたかったので、前の座席の下に入れていいか聞いてみました。「OK.」とのことなので、入れてみましたが、リュックとPCの鞄でギリギリでした。

しばらくして、男性CAさんがおしぼりとウェルカムドリンクが運んできました。羽田‐北京と同じく、オレンジジュースを選択。同様に、おしぼりから異臭はしませんでした。

先ほどの女性CAさんが「I’m sorry sir, we don’t have English newspaper.」と言ってきました。特に読みたくなかったので構わないのですが、人数が少ないにも関わらず乗客をテキトーに扱った羽田‐北京と違って、人数が多い(この時点でビジネスクラスは私の隣を除いて、ほぼ満席でした)にも関わらず日系航空会社のような気配りをしてくれる北京‐クアラルンプールの差を感じました。日系航空会社のように腰を低くして会話してくれましたし。他のCAさんも同様に丁寧でしたから、何かが違うんでしょうね……。

先述のとおり、ビジネスクラスは私の隣を除いて、ほぼ満席。どうやら私の他は全員中国人のようです。ということは、CAさんには私のためだけに英語を使わせているようなものなので、少し恐縮してしまいます。

PBBが外されるのが10分程度遅れていまして、10分強遅れて離陸しました。地上滑走中に流れた安全ビデオは羽田‐北京と同じでしたが、日本語の音声・字幕はありませんでした。また、マレー語の音声・字幕もありませんでした。中国語と英語だけです。なお、周りが中国人だらけなので、中国語の放送が終わるとうるさくなり、英語が全く聞き取れないという……。

水平飛行に入ると、CAさんが「Which style do you want to eat?」と「Which time do you want to eat dinner. Early or late?」と聞かれました。PCで作業したかったので早い方がよかったのですが、なぜか口からは「Western style and late time, please.」という言葉が。言ってから少し後悔しましたが、言ってしまったものは仕方がないので、提供される時間を聞いてみると「18:30」とのことでした。食事中のドリンクも聞かれましたが、コーラを選択しました。北京空港のラウンジでコーラを飲んでいたので、もっと飲みたいと思ったからだと思います。無性にコーラが飲みたくなる時が、2か月に一回くらいやってきます。

CAさんがギャレーに戻ったところで、夕食までどうやって過ごすかを考えます。夕食まで意外と時間があるなと思ったので、PCで資料作成の続きを行いました。

機内食

18:30になると、機内食が運ばれてきました。内容は写真の通り、サラダ、サーモンサラダ、野菜あんかけご飯、白身魚フライです。

サラダとサーモンサラダに関しては、見た目通りの味でした。白身魚フライは少しクセがありましたが、塩コショウで好きな濃さの味付けにできたので、特に問題はありませでした。問題は野菜あんかけご飯で、具に入っていた種のようなものが今まで食べたことのない苦さで、思わずティッシュに出してしまいました。あれは何だったのでしょうか……。結局、野菜がかかっていない部分のご飯を食べるだけにしました。

食べている途中、CAさんがバスケットに入ったパンを持ってきてくれたので、バターロールとクロワッサンを選択しました。これが一番おいしいとは、いったいどういうことでしょうか……。まあ、不味いパンってあまりないですけどね。

チョコプリンケーキとフルーツ

食べ終わるとフルーツが出され、その他に2種類のケーキから1種類が選べましたので、チョコプリンケーキを選択しました。

食べ終わり、資料作りの続きもひと段落したので、シートモニタで映画を見ました。羽田‐北京で途中まで見た『シン・ゴジラ』の続きと、もう一度『君の名は。』を見ました。それでも少し時間が余ったので、着陸までの間はPCに録画したアニメを見ていました。

お菓子が配られました

ひよこのお菓子(中身)

アニメを見ていると男性CAさんが「This is a Chinese cake. Very delicious.」と言って、ひよこの形をしたケーキを持ってきました。日本にも同様の『名菓 ひよ子』というお菓子があるなと思って食べてみると、あまりおいしくない。それに、『ひよ子』の目は焼き鏝ですが、こちらのケーキはゴマ。「何かが違うな」というのが正直な感想でした。

着陸

定刻より10分程度遅れて、クアラルンプール空港に着陸しました。羽田‐北京と同じく着陸時の逆噴射が激しく、やはり放り出されそうになりました。

しばらく地上を滑走したのち、飛行機はC4ゲートに到着しました。降りると、折り返しのCA872便に乗る人でゲート前がごった返しており、通るのがやっとでした。事前に聞いていたので驚きはしませんでしたが、やはり搭乗口に手荷物検査場・金属探知機があるのは不思議な感じがしました。

まとめ

『ひよ子』モドキのケーキと、苦い種の入った機内食はともかくとして、CAさんの接客態度は日系のそれにも劣らない素晴らしいものでした。3月16日に今度は逆方向に利用しますが、とても楽しみです。

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